最新レポート
オリジナルのプッシュトイをつくろう!
造形作家/水上雅章さん・ほんいでんすみよさん
2月20日(日)は、水上雅章さんと、ほんいでんすみよさんによるワークショップ、「オリジナルのプッシュトイをつくろう!」でした。彫刻家・造形作家のお二人はご夫婦。水上さんは現在、篠山鳳鳴高校の美術の先生で、ちるみゅーができたときに「ひみつボックス」や「世界の10才」の部屋にある太鼓を造ってくださったアーティスト。ほんいでんさんは子ども美術教室をひらいておられ、ちるみゅーにも、お子さんといっしょに何度も遊びにきてくださってます。
この日は、水上さんは「まささん」、ほんいでんさんは「すみよさん」と呼んで、プッシュトイの作り方を教えてもらうことにします。
プッシュトイって、なんだ?
みなさん「プッシュトイ」って知ってますか? 台の上に人形などのおもちゃが糸でくっつけてあるんですが、台の中にバネが入っていて糸を引っぱったりゆるめたりすることで、クタクタ・フニャフニャと動くおもしろいおもちゃです(下の動画を見てね)。
この日は、木のビーズや木切れを使って、自分だけのデザインのプッシュトイをつくります。木の手触りは気持ちよく、見た目もやさしい感じがしますね。まささんとすみよさんは、細かい部分の作業をプロジェクタでスクリーンに写しながら、やさしく作り方を説明してくださいました。
完成予想図が大切
思い通りにじょうずに仕上げるためには最初の計画が大切。まずは画用紙の上に完成予想図を描くことからはじめます。どんな材料をつかって、どんな色にしあげようかな? 糸の数は何本必要だろう? いろいろ考えながら予想図が描けたら、まささんとすみよさんに相談します。「ここに穴をあけようか」「頭と胴体は木切れでつくろう」「ビーズの数を増やしたほうが動きがよくなるよ」などアドバイスをもらって、いよいよ制作開始。
簡単じゃないところがおもしろい
まず最初は台に糸(テグス)を通してバネを入れ、押し付けた状態でテープで固定します。次に台から出ている糸にビーズや部品を通してゆき、最後に糸が少しゆるんだ状態で固結びでしばります。
動物の胴体や頭など、ビーズでは表現できない部品を木を切ってつくったり、糸を通す穴を開けるのは、ボランティアのおじさんたちに頼んでやってもらいます。
簡単なように見えて、実は難しいこの作業。いったんできあがっても、糸の長さによって強さが変わったり、部品が重すぎて立ち上がらなかったりと、なかなか思い通りになりません。でも、みんなとても根気づよく、最初の予想通りになるまで調整を繰り返していました。
まささん、すみよさんも、みんなの希望通りにできあがるように、最後まで熱心に教えてくださいました。子どもたちは根気よく作品を完成させるお二人に、熱心な「ほんもののアーティスト」の姿を発見していたようです。
早く土曜日が過ぎてほしい!?
参加してくれた子の中に、ワークショップの当日(日曜日)が待ち遠しくて、前日から「早く土曜日が過ぎてほしい!」というほど待ち望んでいてくれた子がいました。彼の情熱はそのまま根気にあらわれていて、自分の思う通りに動くようになるまで、まささんと一緒に調整を繰り返して、とうとう完成させて帰ってくれました。
子どもたちの作品が創造的であるのはもちろんですが、完成予想図からはじめて、最終の調整までを根気よく行なうことで、思い通りの作品ができあがることを、大人たちも教えてもらえたワークショップだったと思います。子どもたちは、プッシュトイといっしょに、ものづくりへの情熱も持って帰ってくれたことでしょう。
ブログちるみゅーアルバムへ
コメントお待ちしています。


