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かまもと(窯元)さんがやってくる!
うつわのぶんかい・がったい
陶芸家・俊彦窯 窯元/清水剛さん
2月27日(日)は「ささやまのほんものアーティストとあそぼう!vol.3」の最終回。陶芸家の清水剛さんをお迎えしての陶芸ワークショップでした。
清水剛さんは、丹波焼の里・立杭(たちくい)の窯元(かまもと)さんです。篠山市の今田町周辺には、丹波焼という焼きものをつくる窯元さんが約60軒ほどあるそうです。近くには兵庫陶芸美術館があり、そこで清水剛さんも陶芸を教えておられます。当日は、陶芸美術館からもお手伝いに来ていただきました。
この日は、ちょっと変わった陶芸のワークショップ。さて、どんなことをするんだろう?
陶芸って、うつわをつくるんじゃないの?
陶芸というと、お皿やお茶わんや湯のみ、花びんやつぼなど、器(うつわ)をつくることだと思いがちですが、今日はその反対。清水剛さんがせっかく作ってきてくださった器を、切って分解(ぶんかい)してしまいます。
まだ乾いていない粘土の器を、弓や、竹べらなどの道具で切ってパーツ(部品)にし、それを別の形にしてのりで合体(がったい)させるという、めずらしい陶芸ワークショップ。
だから、できあがるものは器とは限りません。カブト虫やお人形だったり、ちょっと何に使うのかわからないものだったり、いろんな形ができそうです。
最初は清水剛さんが、粘土の器の切り方やのりの付け方など、作り方を教えてくださいました。清水剛さんは、つぎつぎと器を分解・合体していろんな形をつくっていきます。みんな早くやりたくて、うずうずしながら見ていたようです。
土をさわるのって、たのしい!
陶芸の土って粘土みたい。窯で焼くと色が変わるのも不思議ですね。清水剛さんは、丹波焼の土と信楽焼の土の2種類の土で器をつくって持ってきてくださいました。焼き上がりは、丹波は赤く、信楽は白くなるそうです。両方を組み合わせるのもおもしろいかも。
弓をつかってサクっと粘土を切る感触は気もちよさそう。小さいお友だちは、ぺたぺたとたたいたり、ぎゅーっとおさえてみたり、切り刻んだり・・・土を触っているだけでもたのしそうでした。陶芸には、形をつくる以外にもたのしみがあるんですね。
ろくろって、けっこうむずかしい?
分解・合体作品ができあがったら、電動ろくろを体験してみよう。
最初は、清水剛さんのワザを拝見。粘土を回転する台にのせて、両手を水にぬらして押さえるだけで、みるみるうちにお茶わんの形ができあがります。
みんなこれならかんたん、かんたん・・・と思ってやってみると、これがけっこうむずかしい。なかなか思った形にならないし、あとひといきというところでぐちゃぐちゃに! やっぱりほんものの陶芸家のワザってすごいんだな、ということがわかりました。
意外な発想におどろく清水剛さん
ひとりずつの電動ろくろ体験もおわって、みんなの分解・合体作品がずらりとならびました。
おとなだったら、形がゆがまないようにとか、もとの器の形を活かしてつくろうとか、上手に見えるにはどうすればよいかを考えてつくるけれど、子どもたちはおかまいなし。丸いお皿を四角に切ってしまったり、手でまるめておだんごにしたり、何につかうのかわからないものができたりするのがおもしろい、と清水剛さん。ワークショップのあいだ中、とてもたのしそうに、ニコニコしながら教えてくださいました。
最後に「陶芸家になったきっかけは何ですか?」というお友だちの質問に、「丹波焼は約800年前からあって、窯元に生まれた人は、みんな家の仕事を継いできました。ぼくも自然に陶芸家になりました。」と答えてくださいました。800年も前から続く仕事があって、自然に陶芸家になるなんて、すごいですね。みんなはどんな仕事をしたいのかな?
みんなの作品は、3月19日には焼き上がり、兵庫陶芸美術館にもらいに行くことができます。どんな焼き上がりになるのか、とてもたのしみですね。

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